取鳥雄吾の出番!!

 

取鳥 雄吾 岡山 107期


山田 英明 佐賀 89期


村田 祐樹 富山 123期




      --- S級展望 ---

 取鳥雄吾の積極さを買うが、点数トップは山田英明。層が厚い近畿勢から三谷将太が抜け出す。売り出し中の村田祐樹はホーム戦だ。

 機動力上位は取鳥雄吾だ。今年の取鳥は9月までに26勝をあげて勝率37%。6月久留米記念では番手の松浦悠士が追走一杯だった。8月松戸記念でも眞杉匠−平原康多を相手に押し切るなど、S班とも互角の勝負を演じている。

   取鳥の援護は同県の柏野智典。突き抜けたい柏野だが、まずは追走に専念だ。岡山勢は点数上昇中の田中勇二も押さえておきたい。

 山田英明が今シリーズの競走得点トップ。格上の山田は2月GT全日本選抜で決勝進出。8月オールスターで落車したが、9月共同通信社杯では中割り強襲で2つ勝った。

 その山田の前で頑張るのが熊本の松岡辰泰。松岡は今期既に2度のFT優勝で乗れている。現在28歳の自力自在型だ。九州は小岩大介も点数上位。小岩は6月GT高松宮記念杯2勝。7月地元別府記念では伊藤颯馬を抜いて1番人気にこたえた。

 三谷将太もX有力。三谷は2月地元奈良記念で、弟の竜生に続いて準V。近況は8月オールスターで初戦白星。先の岐阜記念は決勝までコマを進めた。三谷と同県の中井俊亮は6月いわき平完全V。5月富山FT戦は初日特選1着。番手が増えている中井だが自力もある。

 近畿の自力型は充実のラインナップ。福永大智は5月日本選手権でGT初勝利。直後の玉野優勝は犬伏湧也を捲った。脇本勇希は7月地元福井記念の決勝で兄の雄太に任された。その後の8月地元戦でS級初Vを達成。大石崇晴も一発十分だが、9月福井の1着は脇本勇希の番手から決めた。

 地元期待の村田祐樹が9月岐阜記念の準決勝で1着。3連単51万円の高配当を叩き出した。続く決勝はカマシ先行で後続を大きく引き離して最終4コーナーで夢を見た。今年からS級の村田は8月オールスターがGT初出場で、この後はェ仁親王牌を控えている。今開催は夏の富山記念の挽回だ。

 その村田を先の小松島で交わしたのが長尾拳太。捲る取鳥雄吾をけん制して、村田を2着に残した。村田とは4月富山でもワンツー実績。笠松信幸は岐阜記念の決勝で村田と連係。今度はしっかり付いていく。


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